旬 :梅の花
梅の花に思うこと。(時事放談)
なんと「暖冬での季節の急激な変化」で今年は「梅の開花」が20日位早く咲きました。普通は2月の15日頃の春一番頃ですか゜こんなに早く咲くと「梅」にも大変な事が起こります。
「梅」は「紀州の南部」という所が名所ですが、紀州白浜温泉の一つ手前の町で皆さんご存知の歌手の坂本冬美さんの故郷です。
紀州梅は「南高梅」という梅が特産ですが、冬美さんはこの梅を加工する工場に勤めていたという事で42号線の道路沿いにあります。
この「南高梅」は地元の南部高校で研究開発された梅でスモモとの掛け合わせで出来ていて「実の香り」が強くてあまい実に良い香りがし、梅が部分的に赤く成ります。梅の花も精錬潔白、すがすがしく、強すぎず弱すぎず、気持ちを癒してくれる香りがします。
俳句などで使われる言葉として「朝の梅」「夜の梅」には特別に地域一面に良い香りがし、真に花の模様と共に「極楽浄土の様」かの気がします。
有名な「菅原道真」の歌に”東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ”があります。この「歌の様」がこれを表しているからこそ今に遺こる歌なのでしょう。
ところで、梅は大変に「敏感な植物」で「一雨の梅」という言葉があります。一雨一日で見違える程にびっくりする位大きく成ります。
だから、梅は「梅雨」の6月20日頃の最も雨が良く降る時期に合わせて収穫します。
「梅雨」が無くては収穫が出来ないので「雨の梅」と書きます。
今年の様に、20日も早くなるとこの「一雨の梅」の梅雨の時期が外れるので実が大きく成りません。
梅は「剪定」しないと花は咲きますが実がなりません。
こんな例えがあります。”梅は剪定せず桜を剪定する馬鹿”つまり、梅は剪定を必ずしないと枝は黒くなり遂には枯れます。そして、桜は小枝を剪定すると次第にその元の太枝が枯れます。桜は放って置くと適度に枯れて落ちます。
「梅花」が咲いても実がなる枝と成らない枝があり、成る枝は「薄茶色の枝」で古くなると「黒く」なりこの「黒枝」にはなりません。
だから、剪定の要領「青枝の長枝」というこんな言葉があります。「黒枝」を落とし、「青長枝」を遺して「青枝の7割剪定」が要領です。
梅の作業には「剪定」と「選定」がありますが、摘果後(7月)に「剪定」し、開花前(2月)に「選定」します。毎年これを繰り返す事で実がなるのです。今年は「選定」期前に花が咲きましたのでそれは大変です。
「梅枝」の「剪定」の「選定」も「三叉枝」の選択が必要で、これを間違うと実がなりません。三叉枝の「真中の枝」は「成長枝」で伸びることを目的として成長します。「両端枝」は「着実枝」です。これを使い分けて「将来の梅木」の「枝ぶり」を決めます。
他に、「無駄枝」の「立ち枝」や「下がり枝」や「交差枝」などを落とす事も必要です。
「開花だけの梅木」と「着実の梅木」とでは「青枝と黒枝と三叉枝と無駄枝」の管理で異なるのです。そして、この要領を保つと100年以上もの「老梅」という言葉がある様に保てるのです。
「実のなる木」でこの様に「長生き」する木は他にありません。せいぜい50年程度で木にカビが出て枯れます。
次に、「実」が成ると漬ける時は「塩の具合」で漬けることの成否が決まります。
少ないと、カビが出ますし、長持ちしませんし、美味く有りません。また、多すぎると、長持ちはするが辛くて食べられません。良い「塩梅」(按配)に成りません。
「梅」とはこの様に、「香り」は元より”剪定から始まり漬けるまで「何事も塩加減」”です。この様に社会の時事に似た沢山の「例え言葉」があります。
そこでこの「手塩に掛けての梅」の「塩梅」は昨今の「悲惨な出来事の多い社会情勢」に欠けているとは思えませんか。
「子供を育て規範意識のある大人の社会」にするには、毎日の手入れ作業の中で、その秘訣は「梅の育て方」に類似していると思えてなりません。
個々の「梅の作業」は「社会の時事」に合致しているのではありませんか。
そして、その作業の「何処が弱いか」を考えると解決策は見えてくるのではないでしょうか。「木の状況」を見ての「梅木の管理」と同じだと思います。
つまり、「急激な時代の変化」に惑わされることなく、そして、極論に走ることなく「社会の時事」を見て「社会の修正」が必要です。
教育再生委員会の答申に付いて時事放談として「梅」の事でを考えました。
名前 名字 苗字 由来 ルーツ 家系 家紋 歴史ブログ⇒
なんと「暖冬での季節の急激な変化」で今年は「梅の開花」が20日位早く咲きました。普通は2月の15日頃の春一番頃ですか゜こんなに早く咲くと「梅」にも大変な事が起こります。
「梅」は「紀州の南部」という所が名所ですが、紀州白浜温泉の一つ手前の町で皆さんご存知の歌手の坂本冬美さんの故郷です。
紀州梅は「南高梅」という梅が特産ですが、冬美さんはこの梅を加工する工場に勤めていたという事で42号線の道路沿いにあります。
この「南高梅」は地元の南部高校で研究開発された梅でスモモとの掛け合わせで出来ていて「実の香り」が強くてあまい実に良い香りがし、梅が部分的に赤く成ります。梅の花も精錬潔白、すがすがしく、強すぎず弱すぎず、気持ちを癒してくれる香りがします。
俳句などで使われる言葉として「朝の梅」「夜の梅」には特別に地域一面に良い香りがし、真に花の模様と共に「極楽浄土の様」かの気がします。
有名な「菅原道真」の歌に”東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ”があります。この「歌の様」がこれを表しているからこそ今に遺こる歌なのでしょう。
ところで、梅は大変に「敏感な植物」で「一雨の梅」という言葉があります。一雨一日で見違える程にびっくりする位大きく成ります。
だから、梅は「梅雨」の6月20日頃の最も雨が良く降る時期に合わせて収穫します。
「梅雨」が無くては収穫が出来ないので「雨の梅」と書きます。
今年の様に、20日も早くなるとこの「一雨の梅」の梅雨の時期が外れるので実が大きく成りません。
梅は「剪定」しないと花は咲きますが実がなりません。
こんな例えがあります。”梅は剪定せず桜を剪定する馬鹿”つまり、梅は剪定を必ずしないと枝は黒くなり遂には枯れます。そして、桜は小枝を剪定すると次第にその元の太枝が枯れます。桜は放って置くと適度に枯れて落ちます。
「梅花」が咲いても実がなる枝と成らない枝があり、成る枝は「薄茶色の枝」で古くなると「黒く」なりこの「黒枝」にはなりません。
だから、剪定の要領「青枝の長枝」というこんな言葉があります。「黒枝」を落とし、「青長枝」を遺して「青枝の7割剪定」が要領です。
梅の作業には「剪定」と「選定」がありますが、摘果後(7月)に「剪定」し、開花前(2月)に「選定」します。毎年これを繰り返す事で実がなるのです。今年は「選定」期前に花が咲きましたのでそれは大変です。
「梅枝」の「剪定」の「選定」も「三叉枝」の選択が必要で、これを間違うと実がなりません。三叉枝の「真中の枝」は「成長枝」で伸びることを目的として成長します。「両端枝」は「着実枝」です。これを使い分けて「将来の梅木」の「枝ぶり」を決めます。
他に、「無駄枝」の「立ち枝」や「下がり枝」や「交差枝」などを落とす事も必要です。
「開花だけの梅木」と「着実の梅木」とでは「青枝と黒枝と三叉枝と無駄枝」の管理で異なるのです。そして、この要領を保つと100年以上もの「老梅」という言葉がある様に保てるのです。
「実のなる木」でこの様に「長生き」する木は他にありません。せいぜい50年程度で木にカビが出て枯れます。
次に、「実」が成ると漬ける時は「塩の具合」で漬けることの成否が決まります。
少ないと、カビが出ますし、長持ちしませんし、美味く有りません。また、多すぎると、長持ちはするが辛くて食べられません。良い「塩梅」(按配)に成りません。
「梅」とはこの様に、「香り」は元より”剪定から始まり漬けるまで「何事も塩加減」”です。この様に社会の時事に似た沢山の「例え言葉」があります。
そこでこの「手塩に掛けての梅」の「塩梅」は昨今の「悲惨な出来事の多い社会情勢」に欠けているとは思えませんか。
「子供を育て規範意識のある大人の社会」にするには、毎日の手入れ作業の中で、その秘訣は「梅の育て方」に類似していると思えてなりません。
個々の「梅の作業」は「社会の時事」に合致しているのではありませんか。
そして、その作業の「何処が弱いか」を考えると解決策は見えてくるのではないでしょうか。「木の状況」を見ての「梅木の管理」と同じだと思います。
つまり、「急激な時代の変化」に惑わされることなく、そして、極論に走ることなく「社会の時事」を見て「社会の修正」が必要です。
教育再生委員会の答申に付いて時事放談として「梅」の事でを考えました。
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