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藤原秀郷一族の生き方-8

「家紋」は当初は、好みのものとして「文様」として使われ、次第に「氏」を示す「通紋」として扱われた。
最後は文様を刻む技能の発達や寄進系荘園制や氏家制度を確立する手段として扱われるように成って「氏」を示す「綜紋」として爆発的に使用されるように成った。

ここで、「氏」の正統性や氏家制度を守る為に、「氏」の宗家は厳しく取り締まる様に成った。
しかし、武門と貴族とでは家紋の扱いが少し違っている。

藤原氏の場合を見てみる。
藤原氏の家紋は「綜紋」としては、「下がり藤」紋である。
しかし、この「下がり藤」紋を使っている「藤原四家」で見てみると、直系の藤原氏はおよそ97氏あるがその内、この「下がり藤」紋を使用している「氏」は一割程度である。
その一割の殆どは北家の藤原秀郷の一族である。

更に、その傾向として、藤の字の前に役職名を付けた左藤、佐藤、工藤、斎藤、進藤、地名を付けた伊藤、近藤、遠藤、武藤、加藤、尾藤などである。
後は家紋が「下がり」である事などを嫌って家紋を「上り藤」にすることや、家紋に色々と細工を施して、「藤紋」の使用を行っている。
「綜紋」を嫌って「通紋」としているもの、四家として明確に違いを出しているもの等に分析される。

そして、この「家紋」は144紋になる。
「下がり藤」系は30紋 「上がり藤」系は28紋(藤原系皇族貴族)「丸形の変化」系では40程度(支流系)である
秀郷流は直系、直流、支流合わせて361氏あるが、「下がり藤」紋は3%程度である。

ここでも他の「氏」と比べて、一つの特徴が見られる。
「綜紋」を中心に「氏」を守ろうとする傾向が少ない。
どちらかというと、「通紋」である。

秀郷系は正統に「下がり藤」紋を使用しているのは、貴族であるとは言え、元は武門の役職であったことから、直系は厳しくこれを使用しているが、3%から見れば僅かである。
源氏のように綜紋(武力)で厳しく取り締まるというよりは藤原氏と秀郷は子孫を増やして全体でこれを統制するという戦略に出ている。
奥州の藤原氏も一説では秀郷の子孫と言われている。
宗家以上の子孫が奥州に出来た位である。清和源氏の協力を得て東北6国を押さえたが、そして、この奥州藤原氏に対して、秀郷の一族は守護の派遣と言う点から見ても避けている。
(鎮守府将軍と陸奥を除く)
この様な子孫が出ると云う事は夫々の一族の「氏」に自由に働かしている。

史実を見ても、宗家が天下分け目の戦いに参加して一族を滅ぼすという事はなく、支流程度の一族が天下分け目の戦いに参加して滅亡の道を辿っているが、秀郷の一族の361から見ると一割に満たない。
この点に付いても賜姓青木一族は5家5流あったが、一時は大いに子孫は広げたが室町初期には支流にも及ぶ程になくなっている。

藤原秀郷とはこの「氏」を維持すると言う点でも戦略は大きく違う。
又、源氏は16流16家もありながらも夫々の宗家は滅亡し、直流子孫は無く支流のみの氏である。その支流も3源氏(清和、村上、醍醐)のみで13源氏の「氏」の影は見えない程である。

この様に「家紋」という視点から見ても、その戦略は共通している。次は史実から見た長島氏などとの関係から検証する。続く。

青木研究員[副管理人]
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