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写真技術と色理論 後編(副題 自然美のある綺麗な写真を撮る方法)

写真技術と色の理論 後編
(副題 自然美のある綺麗な写真を撮る方法)

色理論(CCカーブ)

「写真技術の現状」
むしろ、極端に云うと、この理論から云うと、一般的にはマニアを除く素人域では”YMCの色合いを出す努力”で大方の良い綺麗な自然美の写真を撮るのには充分だと成りますよね。
そして、ポイント4域右の領域は”プロとマニアに任す”と成るのでは有りませんか。
つまり、2分化ですね。我々は「光の色域」の中間色の所での撮影に重点を置く事ですね。
カーブもそ「光の色域」が広く安定した様に成っているのは太陽、否、神の成せる業(技)ですね。特に、色理論のCCカーブは日本人好み向きと成りますね。そこで次第にCC理論の腕を挙げて来れば挑戦すればよい事になるのでは有りませんか。しかし、このCC理論を知っておく事は絶対に必要ですね。腕をより挙げるのであれば。
昔は、外国で”カメラを首から吊るして歩いている人は日本人と思え”と云われていました。
ところで、この日本の2分化は写真技術の発展に大きな効果を示し、カメラのみならず写真媒体関係も発展させたのです。何れもが世界のトップに成ったのです。
非常に美的感覚の強い繊細な日本人の為にはCCは最適であり、YMC域があり、好みの範囲であり、その領域が綺麗に撮れる領域で、且つ、撮影には安定しているのですから、故に日本で写真技術は進んだのですね。
そこで市場の現状を観て見ると、昭和の時代はコダック社が日本の市場の寡占状態でしたが、次第に日本のメーカーもカメラ好きの日本人の後押しもあり、上記した様なCC理論の技術革新と開発をして、平成に入って日本のトップメーカーのF社はアメリカに上陸し、優れた繊細で綺麗な写真技術を背景に瞬く間に2大写真媒体メーカーを買収したのです。現在はカメラ本体、写真の技術媒体の何れもがアメリカ市場を大きく寡占する状況に成っているのです。
当然に、上記した米国人の印象記憶の問題がありますが、これはポイント4-5域のところですからCC全体からすると20%程度と成るでしょう。
最近では、日本人好みのG傾向が理解されて来て日本ソフトも好まれるように成りました。
これは日本の景観の観光の効果と、米国の多様人種化の影響、米国人の「飲まず嫌い」の為でもあったと考えられます。丁度、寿司が世界に広まった事と同じではないでしょうか。
これは、ただし写真を撮るのではなく、上記CC理論の様な写真技術を理解して撮る事により進歩が生まれて、それが物心両面で何時か我々の生活を豊かにさせる要因と成っているのではありませんか。

話をCC理論に戻します。
上記して重複しますが、ここで、「色調」を示す「色の階層」というものがあります。それを知っておく必要がありますので、長文と成った為にも改めて上記の復習をします。

色の無い白が次第にやや色じみたものが出て来ます。このポイント1が大事な写真の良悪の判定となるのです。これがある程度の平行状態で進みポイント2のところに来ますと、YMCの色合いが強く出てきます。
この辺まではポイント1と同じく自然色の色合いの判定が出来又、その写真性の修正も幾らのYMCを足せば自然色なるかの判定が可能です(説明する)。
YMCのバランス関係が一定で推移します。
ところが、更に右に進むと、つまり、このポイント3付近ですが、このポイントから急激に濃度は上がります。又このポイント3当りからYMCの相関関係が崩れてきます。
同時に光の関係が崩れて色の関係へと進むのです。融合すると薄いグレー色を示してきます。
そして、ポイント3から4付近で全てのYMCが一点に集中して来ます。ここがポイント4です。
所謂、融合色のグレーです。このポイント4が「K18」と云われるところで、「光と色の中心」即ち(YMC)と(BGR)の中心と成ります。「K18グレーポイント」と呼ばれるところです。
「BGR:YMC」の光と色の中心、又は光と色の分れ目、分岐点、分離点です。
このポイント4が世界で統一されたグレーでこれを基準に色の種類の判定が出来る様に成っています正確に、そのK18の中味を分析すると、YMC、BGRの数値がバランスの取れた形で存在して色合いが出来ています。

では、その階層が判るとして、写真技術では「色のレベル」を判定して調整する事が必要に成ります。
撮影時には環境条件やカメラ技術で調整する事に成りますし、プリントではペイントソフトで編集する事も必要と成ります。
兎も角も撮影時の調整として考えるとどうしても「色レベルの判別能力」をつける必要が出てきます。
そこで、人間には色に対する判別能力が実にシビヤーに持っているのです。

色判別能力
そのレベルはどの程度なのかの疑問が湧きますね。
もとより判別が出来なければ撮影の環境条件を左右させられません。
目で観た自然との違いを表現するにしても数値的ものが無くてはこの位と云っても抽象的では判りません。
世界共通の何かの基準が必要です。
そこで、そのために色理論では「色の階層」を定めています。そのレベルに付いて述べます。
そして、それに依ってYMC、BGRの個々の色の階層と云うものを定めています。

その方法を簡単に述べますと次ぎの様に成ります。
人間の色の濃度(Ed)或いは強さ(Es)の判定のレベルを統計的に、色の範囲を十進法で先ず10階層に分けます。そして、その1の色の濃度の変化を更に10等分してどの程度に見分けることが出来るかを観ます。
(注 ここでは写真性という観点から判りやすくする為に「濃度Edと光の強さEs」と云うエネルギーの定義の枠で説明している)
そうしますと、統計的に実験では、カラーチャートを使うと次ぎの様な能力を持っています。

人間の判定能力は次ぎの様に成ります。
普通の人でD=0.5です。
プロではD=0.2です。
D=1であると判り易いのですがそうでは有りませんでした。

この判定能力を機械的(濃度計)に再現しても一致しますし、写真の中での濃度を見ても0.5と0.2ですので、これを根拠に再び階層を分け直しますと次ぎの様に成ります。
0.5では10のものは、中心と両サイドを計算すると12階層と成ります。
プロでは0.2ですから24階層と成ります。
更にプロ域が使えるために作った0.2は確実なので「感の領域」のために進めると36階層が出来ます。この様に分ければ人間の判別能力に一致します。
簡単であれば現実でも6階層でも充分可能です。
これで”何色が0.5足りない”とすれば直ぐに対処できます。
当然、縦と横の階層の判別はその色がK18の基準が決められていますので縦の位置と横の位置の判別には問題はなく成ります。

本文では、縦のその色の変化をポイント1から7までとしての6階層として説明しています。
しかし、この6階層を更にその微細な特長毎に分割すると12階層に分けられます。
当然この域はプロの域です。そうしますとYMC、BGRの一階層に対して、6、12、24、36の単一の階層が出来ます。
そうしますと、最高の識別では縦横の階層に分けた色の種類は1300程度成ります。
現在では機械的に更に分ける事は出来ますが、それに付いて来る人間の判別能力が追い付きませんので意味が有りません。
多くして超微妙な「色合い」を変化させてもそれを観る人が居ないのでは同じですね。(中には10進法で階層を作っているものもある)
これで、YMC、BGRの色の分類をしています。
我々では6階層でも綺麗な写真は上記理論を駆使すれば充分に撮れます。
ですから、出来た写真を観て、1程度の濃度等の判別能力があれば充分です。
色見本を観ながらでは経験して慣れますと、この写真の出来栄えでは”少し濃度が現実の自然より高いな”とか、”色がずれているな”と評価して一眼レフのカメラ技術で修正撮影をする事が出来ます。
又、プリントする際はカメラ写真店で”Mを0.5程度引いて下さい”と云えば自分の好きな色合いを弾き出す事は出来ます。
当然、目で観た「自然の美」に合わせることも出来るし、「趣」を表現し誇張する事もこの操作で出来る事に成ります。(デジタル、アナログともに可能)
今はデジタルですので目で観たものとモニター写真とで直ぐにこの評価が出来ますね。
しかし、ところが、このデジタルにも多く問題を持っていて万来の信頼を置く事は出来ません。
デジタル写真では、家でのプリンターでの操作は、先ずはそのソフトの持つメモリー容量から来る再現能力で決まります。その再現の品質が悪ければ、後は画像修正のペイントソフトで行えますね。
ところが、実はデジタルは色を出す事に対して「大変な問題」を持っているのです。このことは詳細は後述します。

「店頭プリントの問題」
ここで、自然の美を追求する立場から、デジタルとアナログ共にプリントに付いて少し予備知識として持っておく必要があるのです。
デジタルはインクジェットでプリントしますが、なかなか思った様な再現プリントが出来ませんね。
微妙な色合いは出ません。それはそのインクジェツトが噴射するソフトのメモリーが左右します。
充分な色階層を再現出来るソフトメモリーでなくては実態の自然美を出す事は出来ません。
そうすると、マニアーはデジタルカードを銀塩写真の現像器にセットして処理しますと400万画素と成りますので充分な色合いを正しく出す事が出来ます。
しかし、現像液の管理が正常に出来ている事を前提としています。これには管理の問題があるのです。
デジタルを直接PCに映像にすると、それを再現するソフトのメモリーが左右してしまいます。
今は多くはインクジェツもソフのトメモリーの低さが左右しますので同じです。、これを放置するとどんなに撮影で写真技術を駆使して微妙に表現しても、思ったような写真は出来上がりません。

メモリーでないこの店頭プリント(家でのプリントも含む)で解決できるのですが、この管理の問題点を理解していないと再現出来ません。
それを説明します。
店頭のプリントは現像液で処理しますが、このシステムは簡単に云いますと次ぎの様に成ります。
デジタルアナログ共に同じです。
「現像]「定着」「水洗」「安定」「乾燥」の原則5つのプロセスで出来ています。
ところが、これは化学液ですから次ぎのことが起こります。
「処理液の反応差」
「反応による劣化」
「自然の劣化」
「機械のCCソフト差」

先ず、反応差です。
反応は処理すると反応前の原液が一定量で処理量に合わせて補充されます。従って処理液は原則的には劣化しません。ところが、この処理液はメーカーに依って微妙に異なるのです。
この「微妙」がまずは問題なのです。0.2以下の違いであれば問題有りませんね。しかし、それでは反応差をメーカーがつける必要がありませんから、少なくとも0.5程度の差を付けています。
当然に、ポイント4-7までの域での差と成ります。
この差は次ぎの様に成ります。
CC全体に及ぼしている場合
限定したポイント域で及ぼしている場合
以上2つです。

それは上記したCC理論で記述したメーカー独自のノウハウで調整されています。
上記での人種の差も含みますから、米国の処理機械と処理液では日本人であればクレームを付けられる範囲です。
先ずは、ここで出る「0.5程度」の「色の差」と「濃度の差」を認識しておく事です。
ポイント5-6域では1弱程度は出るでしょう。
日本のデジタルカメラで日本の処理機であれば0.2程度以下ですのでほぼ問題が有りませんる
カメラと処理機のマッチングが違った時の問題です。日本に居ますので殆どはマッチングしていますが、米国製であると、上記した様にR系で出てきます。そうするとテストプリントを見て「R0.5引き」を要求する事に成ります。
この事を知っていれば自然美の写真を再現出来ます。この時にはこの色の判別能力が求められます。

次ぎは「反応による劣化」です。
処理すると反応による処理劣化が起こります。劣化した分の液の補充は行います。しかし、反応によって起こった反応廃棄物は機械的に除去されながらも発生して沈殿し、さらに攪拌されて印画紙に付着等の現象を起し、紙の表面の反応が不十分と成り、自然に劣化が起こります。
定期的に交換が必要に成ります。これを忙しさとコスト意識で遅らすと出てきます。
この時に、全体に先ず濃度が低下します。個別の色ではM(マゼンタ傾向)が多くて出来ます。
これも、液の交換が怠り長引けば0.5程度の「色の差」と「濃度の差」は出ます。
劣化はマゼンタですので、写真でマゼンタになったのか、現像劣化でマゼンタに成ったのかは左右しますので、兎も角も少なくともこの劣化では「マゼンタ引き」M0.5引きは起こるでしょう。

次ぎは「自然の劣化」です。
処理されていれば「反応劣化」の程度で済むのですが、一日の処理量が少いと充分に補充が行われませんので、化学液は空気、湿度と温度の影響も伴ない自然劣化します。
標準的には一日20本以下であると発生してきます。8本/1日ですと劣化退化を起すのです。
このレベルは20本では0.5程度で、8本以下であれば1程度起こります。
起こる「自然劣化」の色合いはこれもはっきりとしたM(マゼンタ傾向)です。
当然にそのプリントの店頭の繁盛さが響きます。
本来であれば、モーニングチェックでK18のグレーチャートをプリントして補正を掛けます。
処理量が少ないと補正が届きませんし、経費が大きく掛かります。
最近ではデジタルのインクジェツトプリンターに成りましたので銀塩の処理機ではこの問題が大きいのです。マゼンタ引きM0.5から1.0は起こります。

次ぎは「機械のCCソフト差」です。
処理機ではCCカーブのソフトが入っていますが、次ぎの問題が出ます。
ソフトメーカーのノウハウ差
店頭のノウハウ差(顧客の要望傾向の反映差)
以上の2つがあります。

CCカーブの事に付いては上記で論じて来ましたが、例えば米国メーカーの機械で日本のカメラで撮影したものを米国の処理機械でプリントした場合はどのように成るのかという疑問が出ます。
上記した様に米国はR傾向と日本はG傾向の違いによる「色ズレ」なるものが起こる可能性があります。実際、目で観た被写体に較べてRとGが強く出ると言う事に成りますね。
この逆の事も起こりえます。どの程度かは判断は困難ですが、0.2では無い事が云えますから0.5程度の差は出る事はCCカーブ差でも判ります。
店頭では顧客の満足度を高める事が「市場命題」(至上命題)ですから、その統計的な傾向を汲み取りセットアップの時にK18グレーに対してこの分を補正を掛けてスタンダードとします。
当然、気に入らない人も出てきます。統計では8割程度の時に実行します。
ですから、2割程度の人は不満足と成ります。この人が自然美を追求していると、補正分を引く事を指示しなくてはなりません。8割とは写っていれば良い一般の人です。
そして、この補正の色合いは上記しました様に
矢張りM(マゼンタ)なのです。元々日本人はマゼンタ傾向を要求しますので、補正分とすれば補正値は(0.2要求分)0.5程度です。
中にはCCカーブの両端の白と黒の色合いを要求します。白にマゼンタが入ると「白さ」が低下しますので余計に嫌われると言うことに成ります。
白を強調するのは上記した様にC(シアン)ですからね。

対応策
「処理液の反応差」「反応による劣化」「自然の劣化」「機械のCCソフト差」が最悪の場合重なると、2程度の差が出て来る事に成ります。何度も経験しています。そして、その都度、主にM引きを要求するのですが、問題はその店のオペレーターの「技量」の問題、つまり、「目の判別能力」の問題ですね。その為に、メーカーが各店を廻ってセットアップをK18にする様に指導するシステムを採用しているのですが、徹底されていないのですね。上記した様に、”アスファルトにマゼンタ”のオペレータとか、”市場がM傾向が多い”とか成りますと最悪ですね。
修正を要求するとそれだけ儲けが無く成りますからね。ですから、「いい店」を見つけて置くか、主人と「知り合い」に成っておくか、その店の傾向を観て「何時もM引き」とするかの対応策が必要です。マァ2度程同じ修正をすると、”何時もの様に”で通りますがね。
故意的にM傾向にしているのは別として、上記「4つの問題」からでは他のYCも多少狂っていることを意味しますから、処理量20本/日以上と0.2-0.5の判別能力の持った「いい店」を選ぶべですね。
何せ上記した様に1で誰でも明らかに違和感が起こりクレームが付くのですからね。これは絶対に無視する事は出来ません。少なくとも0.5-1は起こっているのです。
0.5は普通の人の判別能力がありますからね。
この様な画素数ではよい処理機でありながら上記「4つの問題」ですから、”インクジェツトのプリンターに”としたいと成りますし便利ですが、一般の人は上記のPCの画像ソフトメモリーの問題が伴ないますしね。最近は大分高いものはよくなりましたが、プリンターの画像の解像度の問題も起こりますしね。余り使わないプリンターに高額も無いと思いますから。
そこで、私は”これぞ”と思う写真は溜めておいて「行付けの店」で「何時もの」でプリントしています。要は「CC理論」は「400万画素」と「画像ソウトメモリー」の問題で揺さぶられるのです。ですから、展覧会とか展示とも成ると、是非にも「店」ですね。
さぁ、どうしますか。
こんな事が起こっていると云う事を想像した事はないでしょう。アマチュアでも否プロでも知らないかもね。恐らく、このズレに慣れている為に、”これが「当り前だ」”と認識していると思いますよ。不幸にしてか「上記4つの問題」と「CCの傾向」から、全てM系かR系に走りますからね。”何か赤っぽい”とか思う程度で終わっていると思いますよ。
この「4つの問題知」の知識と「画素数とメモリー」の知識を覚えておくことが必要であり、自分の問題として「判別能力」を養って置く事が自然美を再現する「隠れた秘訣」です。
 
デジタルのメモリー
上記に”後述する”としたメモリーの問題です。
改めて、更にメモリー(画素数含む)を解説します。

兎も角も人の判別能力を持ったとしても、その外側では先ず「上記4つの問題」で「色のズレ」が起こります。この「色のズレ」を何とかしなくてはなりません。しかし、未だ「色の問題」が外側であるのです。
それ等を知ってこそ「自然の美」を、吟味し観察し、撮影して再現できると云うものです。
難しい面倒と思えばそれまでの事です。しかし、その物事の「追求」とはその様なもので、それを会得する処に「面白味」や果てには「侘寂」の様な何か「悟り」の様なものを得られるのでは無いかと思うのです。当然その面白味も倍増すると云うものですね。
もとより、「色理論」等と難しいものと観られがちな事を長々と解説するのは本文の目的ですので敢えて論じることを続けます。色にはさて未だ問題があるのです。

先ず、次ぎの事がソフト上で出ます。
先ずは、「YMCの表現力」と「CCカーブを含む理論」を記憶させる「メモリー容量」の問題が出ます。
次には、上記の「色の階層」をメモリとして反映する容量の問題も出るのです。
更には、困った事には、画面の「画素数」(後述します)にも問題が出来ます。
以上「3つのソフト問題」を抱えています。

幾ら写真技術で「自然美」を表現してもこれ等の「メモリー」がそれに追いついて来なければ何の意味も有りません。
ですから、6階層程度でも良い事に成ります。それ以上であると、その1300以上の階層の色合いを先ずメモリーにしておかねば成りません。CCカーブをメモリーにするだけでも大変な要領を必要とします。そうなるとPCでは無理ですから専用器機のプリントや画像にするプロ用の高容量の高額のソフトを使う必要があります。
そこで、これ等の3つの事は後で解説します先ずは予備知識として知って置いて下さい。

再び、話を元に戻します。
前まではポイント4の説明でした。
これからの説明にはメモリーに直接関わってくることだから重複して詳細に掘り下げて置きます。

さて、ここからが問題です。ポイント5域です。
上記しました人種の印象記憶の違いが出てくる域です。
そして、BGRの色合いのバランスは大きく差として出て来ます。
この事は、撮影では大きく影響します。では”どの様に出てくるのか”ですが、YMCの様に”撮影の環境条件をコントロールすれば自然美を出す事が出来る”と云う事では無く成ります。
それは次ぎの原因です。もとよりBGRは「透過」と云う現象を乗り越えてくる事から、「環境条件」に左右され易いことは説明をしました。ところが、これだけでは今度は済まないのです。

そもそも、CCカーブより”BGRの色の差が大きく差が出る”と云う事は、本来であれば同率である筈ですが、そうであれば問題ありませんね。次ぎの様な事柄です。

自然界では縦軸と横軸に微妙な(E)の差でズレが出る事、
更には人種の印象記憶から来る「好みの違い」を演出している事
この2つから厄介な事が起こります。

先ず、YMCの様に環境条件を合わせたところが、このポイント5域は撮影すると、自然に合わせて撮ったつもりでも極端にRが強く出たりして、目で観たものと違う現象が画像上に起こる事に成りますね。
BGR同率で有ればバランスが取れていた場合は目で観た通りのものが再現されますね。
しかし、BGRとしての色としては「はっきりくっきり」と出る事に成りますが、当然に、突出した色に対して、画面にフェリヤーが更に働く構成の画像に成っていたとしたらこれは大変です。
先ず見られる写真では有りません。色が突出してフェリヤーが働くのです。
しかし、故意的、恣意的にその様にしたいとすれば好都合ですね。その場合、この領域を使って撮影する事で解決出来ます。但し、フェリヤーがそれだけに働きやすいのですから注意が必要です。
人種による印象記憶の好みの国ではこの現象の2つは普通の事に成るでしょうが。日本人では先ずは普通では無いと思います。(日本人はマゼンタ好みでG)
では”日本人のこの2つはどの様に成るのか”と疑問が出ますね。
日本人は統計的に「G」にあるのです。
これは問題が出ますね。
このポイント5での日本人好みは、CCカーブでは、エネルギー(E)的にはRが強く出ます。其処に印象記憶の好みの「G」が要求されて来るのです。
つまり、RとGが衝突です。さて、どうするのか。解決策はただ一つです。
Eの順序からするとR>G>Bですから、RとGを同率扱いにソフト上操作する事が必要に成ります。
これは論理的に同率で本来の形ですからいい事です。でも、そうも行きませんね。
RとGが良くても、今度はBとの差が同率であれば問題ありませんが、しかし、Bとの差が単独で大きく(-)で出て来る事に成ります。R=G<Bと成ります。
つまり、日本人の場合は、Bに問題が出て来るのです。
この場合は、RとGが同率ですから、Bが低い写真として出て来る事に成りますね。
Bの少ない何となく思惑より青味の少ない写真が出来る傾向が出てきます。
乾いた様な写真が出来る事に成りますね。
つまり、ポイント5域付近で撮影した写真はBが引けている写真と成ります。
日本人の目の印象記憶の目の感覚からすると”自然美と少し違う”と云う感覚ですね。
D0.5の領域を越えない範囲であれば問題視しないでしょう。色の判別能力外ですからね。でも、プロD0.2では困りますね。(D:濃度差)
しかし、このポイント5の域は断念ながら0.5域では有りません。明らかに違うのですから、概して1.0-2.0はあると思います。

困りました。そこで”何か技術的工夫は無いのか”ですね。
幾つか考えられますが、次ぎの方法があります。
フェリヤーを使う方法です。
このポイント5域付近はDがフェリヤーを起しやすいDに成っていますから、この技術を使えますね。
先ず、被写体の「背景をY傾向」にします。
その「被写体の位置を画面60%の中央の中」に入れます。
且つ「Yの多い背景の位置に写す」様にアングルを考えます。
これで補える理屈に成ります。

或いは、
その被写体に「日差し」を強く取り込みます。
そして「紫外線」を多く取り込む事です。
「C(シアン)」の薄い青味の色合いを取り込みます。
太陽のハレーションとで何とか見た目を直す事が出来ます。

この様に、写真技術の論理の展開でカバーが出来る様に成ります。経験と訓練が必要ですがね。
この様な「Bの低下現象」は、季節の傾向としては、次ぎの様に成ります。
「青味豊かな夏」は目立ちます。
「秋は色の綜合色が蔓延する時期」ですから、写真としては元々は青味が少なくなる時期ですから「紅葉」が進んだのかとも観えますね。
反対傾向では
「冬は落ち葉」で目立ちません。
「春は緑」は徐々に目立って来ることに成るでしょう。
「春と夏」にはこの認識を持つ必要があります。

特に、ポイント5域はBGRの最も撮影の良い所ですからね。色がくっきりと出る時期ですね。

では、この時は他の人種にとってはどの様に成るでしょう。
例えば、アングロサクソン系はRが強くなり濃度を上げて来ますので、ソフトもそのバランスを組み込んで作られています。「R傾向」に「R好み」ですからR>G>Bはそのままでも問題ないことに成ります。
本来はYMCもBGRも同率比であるのが理論ですが、つまり、一つの曲線で推移する筈です。本来は。自然界のEはそう上手く出来ていません。
復習しますと、しかし、自然はそのように出来ていなくて、地球の環境により太陽から飛来し届いた振動磁波は、3段階の成層圏を経て地球に到達するまでに、振幅の細かさの影響でこの定率の関係は崩れて、先ずYMCでY=M=Cであるはずのものが、はそのY>M>Cの順序で成り立ちが変わります。
そうしますと、Y>M>Cであるのですから、理論的にはB>G>Rとなる筈です。
しかし、R>G>Bと成っています。逆転していますね。上記の説明の通りでRは振幅が細かいのですから「可視光線」の順序からすればRが強く成るのは当然ですね。
ポイント1でのYMCではYの濃度が最も高く出ます。それほどに大きな差を示しませんが。これがポイント2までの領域です。
ところが、ポイント3からはその濃度が急激に上がる事で差は再び縮まります。
ポイント4では左側から集中が起こり始め遂には「一点に集中」(K18)します。
これは濃度がこのYMCの少しのバランスの違いを埋める事になる事を意味しています。この事は、写真は撮りやすく成り、思ったように自然美が撮れる傾向が改善され事を意味します。
そのポイント4からはBGRのバランスがRの濃度が高く成ります。
この様に品利色の変化の経緯は上記したようにポイント5域と成りますので、Rが突出して、次にGと成り、Bと成ります。
逆転したRGBであり更に大きな差を示しますので、写真にすると「色の違い」が完全に判別することが出来ます。

ここで、その前に、「色の違い」が出るのですから、「判別能力」が必要です。何度もと言っていますが、「判別能力」が無ければ「色の違い」は出来ませんから自然の美の再現は出来ません。
従って、更にそれを説明します。
一つの色を機械的には10段階(基本12段階)に分類する事に成っていますね。
一般の人の色の差の判定能力は0.5で違うと判別する事が出来ます。
プロになると0.2でも判定する事ができます。
普通の人では0.2では”違うかなー”との程度と成りますが計測器では違うのです。(この判定はデンシティー計で計測する事がで来ます。)
この様に、人間の脳の能力は素晴らしいものがあります。

そこで、この判別能力が特に働かせなくては成らない領域と成るであり、これなくして「目で観た自然美」を再現する事は不可能ですね。
このBGRのポイント5の処から、人種の違いが出てきて「印象記憶」から「本当の色合いと違う」のですから、夫々「希望的色合い」を主張するように成ります。
つまり、CCの理屈以外のところの「美意識」で「自然美」に対する違いが出てきます。
日本人からすると、基準から”何でこんなに違うのに”と思うくらいです。
統計的に日本人はこの基準に極めて近く理解に苦しむ範囲がこの辺から起こります。

「日本人はG」ですが、「彼等はR」が強い訳ですから、この域のカーブはR>G>Bと成っていますので、”更にRが強い”と成ります。
日本人はGで下のBが低くで、彼等は上のRですから、これは反対に成りますよね。
日本人からすると、”何だこれは”の印象ですね。
季節から観て見ると、彼等にしてみれば、日本の秋の紅葉はBGRの祭典ですね。喜びますよ”ワンダフル”と。「日本人はGですから春」ですね。

この様にポイント5域ではこの様な傾向を持ちながら、次ぎはその傾向を維持しながら、ポイント6付近ではその状況のバランスが最大と成ります。
マァこの辺までが写真にする事が出来る範囲です。それがポイント6と成ります。BGRが「はっきりくっきり区域」です。
その最高点に来ています。逆に云えばポイント5の拙い現象は最高と云う事に成ります。
写真性で云えば、極めて「BGRの色合い」を出すには最高の所ですが、自然美の演出では危険性も失敗も起こり易い所と成ります。
念の為に、YMCを忘れない事ですね。前述した様に、YMCは光の色で、その光がBGRに変化するのですから、その基本又はベースに成っていますね。
つまり、「BGR」の色合いを良く見せるのはこの「YMC」なのですから、「くすんだ、澱んだ、濁った、冴えない、映えない等の色合い」を無くすには、「BGR」にこの「YMC」を多く加える事が論理的に必要ですね。日本人には。

それには、次ぎのことが必要です。
可視光線外に「紫外線や赤外線を多く取り込む事」
上記した「撮影の環境条件を最大限に引き出す事」
以上の2つの工夫が必要に成ります。

YMCはBGRの根幹
画面全体が綺麗であるのですが、”何となくスッキリしない、パッとしない”はこのYMCの不足から来ている事が多いのです。
逆に云えば、”素晴らしい”と成るのはこの「YMC」を多く取り込み含んだ写真と成ります。
この判別は次ぎの様に成ります。
夏の「夕日の写真」
秋の「紅葉の景色」
以上での2つの季節ではっきりしますよ。

この様な現象が顕著に起こるのがポイント6なのです。
春は原色を持つ西洋花などで起こるので「夕日」と「紅葉」とのその中間域ですね。
ポイント5からポイント6はこの季節域にこれ等の現象が主に働きます。
被写体によっては他の季節では起こらないと云う事では有りませんが。

そこで、この域ではBGRの綜合色は黒ですから、黒域に近づいている訳ですから、この域の特長としては「黒の色合いにも変化」が出てきます。
写真では黒を演出する場合もありますから、その黒の色合いをこの域では多少論理的に意識する必要が出ますね。その現象が顕著に出て来るのが、次ぎのポイント6です。

ポイント6域
ポイント5域を基本に説明してきましたが、改めてポイント6を勧めます。
Ed(濃度)としては最もピークに有る訳ですから、即ちポイント5の特長が最大に成る事ですから、写真では「色合い」がはっきりし、濃度もよく出ると云う事に成ります。
自然の景色では、この域ではこの被写体は季節的に限定され少ないと思いますが、あるとするとYMCによる「はっきりくつきり」の特長と黒の特長が出し易いと云う事ですね。

このポイント6域前後はカーブではRGBの全体が下がる傾向を持っています。
「下がる」と云う事は縦軸と横軸の「Eが下がる」と云う事、主には「濃度が下がる」と云うことですから、撮影では思ったより薄く写ることに成ります。
しかし、もとよりこの域では黒の傾向が強く成りますから、撮影には大きく影響しません。この辺からは黒く暗くなり過ぎて最早、写真とはいい難いものと成ります。
黒を基調とする被写体であれば問題と成りますが、「自然美の綺麗な写真」では殆ど問題外と成ります。マア、「夏の夜空の花火」の写真や「夜景写真]や「影の多い写真」くらいでしょうか。
この領域の黒味を使って、YMCの中間色の色合いを出すと言う技法もありますね。日差しの強い所でのYMCの色合いはカラーフェリヤーが働き自然美を表現し難いということが起こります。そこでこの技法を良く使われるのです。
つまり、青葉や緑葉での多い背景の中での自然のYMCの色合いを持つものが多いですから、影にして、斜め上から柔らかい朝の日差しを部分的に入れて被写体の花のYMCを表現するのです。

そして、次第に今度は黒の領域が始まりほぼその濃度差は一定で少し下がり始めますので黒の基調が(R)赤気味に成ったり、(G)、(B)の黒が目だって出て来ます。
BGRの強さ、即ち「明度」とか「彩度」とかの特長が良く出て被写体の中の黒に特長が出ると云う事ですね。
全体としてはR傾向の黒が出ます。画面全部が真っ黒な写真と云うものはありませんから、その中に被写体の灯りが出てきますので、赤傾向(R)又はG傾向(緑に含まれるY)であれば問題はなく成ります。むしろこの特長を利用して撮影をすると云う事もあり得ますね。

この様な特長を維持してポイント6からポイント7と成り、ポイント7では黒のレベルの領域です。
そして、急にその濃度は下がります。
これは黒はエネルギーを他から吸収する性質を持っている事から起こります。
依って、その黒の持つエネルギーと濃度との対比関係に狂いが生じる事に成り、吸収した分の差だけ濃度が下がると云うEに関する自然現象が起こる事に成ります。
ですから、下がったところで印象として赤みがかった黒とか、緑がかった黒とかの印象領域と成ります。
当然に、次ぎの様に成ります。
BGRの黒の末端には「Eの色を吸収する」の性質があります。
YMCの白の初期部分にも「Eの光を反射する」の性質があります。
以上2つですから、その分のEの濃度比率が僅かに上がることが起こります。

しかし、この白と黒のこの末端領域で印象領域と成りますので、殆ど使用しませんので、全く問題はありません。マァここの域はスタジオでの写真技術ですから何とでも成りますのでプロ域でしょう。

この様に、「YMC」と「BGR」は定率で変化するのでは無く、且つ、バランスよく差の無い形で変化しているものでは無い事を物語ります。
論理的には光(YMC)と色(BGR)はある一定の傾きで直線として伸び、且つ1本線であるはずのものが、上記の様に縦軸と横軸のEd、EsはYMC、BGRのポイント毎に異なる巾を持ってこの様にSカーブを示します。
其処にポイント4域付近からポイント6域までは厄介な「印象記憶」が働くと云う事が起こるのですが、この部分には本来Eに依って起こるカーブの傾き(積分係数)より高めの印象記憶(R等)が追加されてソフトに組み込まれます。

現在ではアナログでのプリントと云うものは少なくなりましたが、アナログの現像器機ではこの印象記憶を「現像液」と「マニアル操作」で反映されるように成っています。
デジタルではスキャナーでの読み込み、プリンターでの読み込みのソフトに反映されているのです。
(詳細は後述)

撮影の変化
例えば、撮影では”どの様なことが起こるか”と云う事ですが、次ぎの様な事に成るでしょう。
まず、中間色のハーフトーン領域だけの写真撮影であれば、多分考えた通りのものが出来上がります。
しかし、BGRだけの写真撮影であれば、一律で無い為にその被写体の濃度Eに依って少し思ったものと違う色合いのものが出来る事に成ります。そうすると自然色の美は遠ざかります。
更に、ハーフトーン領域(YMC)とBGR領域とを入れた被写体とすると、脳がYMCに持っている基本的な正常な記憶(YMCは広域で定率変化する事から脳で基準と成っている)から対比感覚が起こり微妙に判定して”違う”としてしまいます。

アマプロの判定領域
これ等の微妙な判定領域は、上記した様にYMCとBGRでの横軸は、本文では判りやすく6階層に分けましたが、プロ域ではこれを更には12階層、24階層、36階層と分けられています。
プロ域での分け方では微妙な色(E)の階層域です。
普通、簡単なもので普通は6階層(0.5)ですが、マニア等やや専門的に成ると12階層で留まりです。これ以上は上記したプロの判定能力(0.2)に掛かりますので一般の人は無理と成ります
上記した事は色の三属性(色相、彩度、明度)の変化がどの様に変わるのかを簡単に判り易いE(縦横のエネルギー)として観た場合の変化で説明をして来ました。

ハーフトーン
YMCの領域のポイント1から3まではほぼ平行領域ですので階層を分けても余り意味を持ちません。このポイント1から3の領域は「ハーフトーン」(中間色)と呼ばれるところです。
上記した肌色などの領域です。この「ハーフトーン」で色の良悪の判定が確実に出来るところです。
当然に濃度の変化の無い一定率で平行領域のところですから、ポイント3までのかなりの範囲で同じ基準で判定が出来ます。ですから、逆に云うと広範囲でのBGRの”フェリヤーの影響を受け易い”と成ります。
この理屈から背景をYMCのハーフトーン(中間色)にしてBGRの原色でない人物など被写体を撮れば綺麗な写真となりますね。これがスタジオのハーフトーン中間色の背景の理由ですね。
逆手に取れば、フェリヤーを含む写真全体の自然色の判定が出来ることを意味します。
濃度の差がないのですから基準は一定と観る事が出来ますので、その基準に照らして見れば0.2或いは0.5の差で判定が確実に出来ます。
概して云うと「空気の澱み」等の影響を余り受けていない領域だと云えます。
例えば、花や肌色などのハーフトーンを画面から探し出して、その色が変化していないかを見る事でわかります。一度テレビ等の画面をよく見てください。
あまり、金額をかけていない質の悪い番組等はこのハーフトーンが全く出来ていないのが多いのです。フェリヤーなどはもう無視の場面が実に多いですよ。
矢張り、NHK等のそれなりの写真性のある番組を見るとこの理論が出来ている事が判ります。勉強に成りますよ。その場面のハーフトーンのところを見る事ですね。一番いいのは顔ですね。化粧していても原色で化粧する人はいませんからね。

このCC理論のSカーブがソフトに組み込まれて連動して画像ソフトは出来ています。
画像を作りだす機器にはこのソフトが組み込まれているのですから、人種の印象記憶からアメリカ人の好みに合わせたソフトでポイント5から6のカーブ域は手を加えていて、その域は日本のそれと違って来ますね。日本人から観ると何時も”赤みがかっている”と云う印象を持ちます。
彼等からすると、”Gがかっている”と見えるでしょう。
最近では、この域はデジタルとなりましたので、更に難しく成ってきました。
上記のYMC、BGRのCC理論だけの問題では無いのです。

実は色に関してここに大問題があるのです。次ぎの事を認識する必要があります。
上記の「YMCとBGRのCC理論」とこの「デジタル大問題」のどちらの問題が起こっているのかを判別する必要があるのです。
折角、YMCとBGRのCC理論の写真撮影で工夫をしたのにそれを低下させる問題が起こるのです。

デジタルメモリーの不足
その問題とは、次ぎの事です。
「人間の感覚」をいかに忠実に「デジタルソフト」に組み込み反映させるかの技術です。
当然に、今までの「経験」と色の階層等の「CC理論」と2つをソフトに組み込みますが、この2つ全てを組み込みますと膨大なメモリーと成ります。とても出来るものでは有りません。
このメモリーでPCに乗せると大変な事に成ります。
PCには「ROMメモリー」と「RAMメモリー」がありますが、PCの容量を高ギガ(G)レベルに上げておくことでROMメモリーは解決しますが、PCを立ち上げた時に、ハードディスクから呼び出した表に出て来るその操作用の動作メモリーは小さい(全体の1/10程度)ので、「完全なCC理論」と「色の多階層」の情報の大きいものを入れると動作メモリーは不足して他のものに支障を来たします。
場合によっては動作メモリーは動かない事になる程度と考えられます。
従って、単独に使える専用画像ソフト器機となるでしょう。
インターネットでは現実にPCに関わる事ですから。動作メモリーにマッチングしたソフト容量と成ります。人間の感覚に忠実に自然美を反映させられるソフトにでは無理で容量を落としたソフトに限定されますね。
この事は一応納得したとして、更にこのメモリーに更に問題を持っているのです。

そこで、このメモリーには次ぎの2つの問題を持っています。
一つは、画面を出来るだけに細かくして人間が観て自然と見られる画像を入れる事が必要です。
これを「画素数」と云います。

普通アナログではこの画面の細かさ、即ち画素数が400万画素です。
この400万画素で人間の脳、又は目は画面に異常性を認めません。
問題が起こらない「基準画素数」(400万画素)です。
ところが、デジタルでは画面を細かく分けて、その分けられた個々(マス)にメモリー(2ビット)を配分して行かなければ成りません。そうしなければ、その分けられたマスに写った情報を反映させられなく成ります。又、更には、そうしなければ実際の被写体をところどころを削った写真となってしまいます。これでは自然美どころの話ではありませんね。
一度PCの自分の写真の登録したものを倍率を200-400倍程度に拡大して見てください。
四角いマスで囲われています。これはそのマスの中に入る情報が区切られていることを意味します。
多くの情報があったのが削られた結果です。
特に中心から外れた上下、左右、対角線状の4隅にはこの現象が目立ちます。
当然、全体としても画像の細かさやその輪郭等がスムースに表現出来ないし、ピントも甘く成りますね。目立つ所はYMC、BGRなどの色の繋がりなども突然に色が変わる事や悪く成ります。
それには輪郭でははっきりと放物線等の曲がったものや線などにはスムースに繋がらない線や輪郭が出来てしまいます。これを専門用語では「パラセーション」と呼びます。
中には直線部分が突然消えたように表現されないと言う事さえ起こります。
ここでは色ですから、例えばYMCの白からBGRの黒までの領域を細かく分けて、それに光と色の階層を割り振り、それを情報として画面の画素に入れる事に成りますと、大変なメモリーのバイトに成ってしまいます。
400万画素で正常にパラセーションなど事が起こらない域ですので、メモリーから考えるとせいぜい200万画素程度が良い所です。
ところが、最近ではデジタルカメラでは最高で400万を超えて1200万画素までのカメラが出来ています。
プリントソフトや画像ソフトの反映力が、「200万画素」で、「色のメモリーバイト」が低いとすると、幾らカメラが1200万画素でも1/6ですので、「画素メモリー」と「色のメモリー」が低いので反映力は悪く成ります。
つまり、折角、綺麗に取れたカメラでの映像はPCなどの映像ソフトに載せると1/6の綺麗さに低下すると云う事です。
「趣」を充分に撮影出来た写真が普通の以下(400万画素)の趣の写真となると云う事に成ります。これは、難しく云うと、当然に三属性(色相、彩度、明度)にも影響して来ます。
そこで、その画素問題をより詳しく説明します。

上記2つの問題
「画素」に関係する問題
「色」に関係する問題
以上の2つに品質低下の影響が出て来ると云う事です。

当然にプロが使う専門の専用画像ソフトは、一眼レフカメラに対してこれを反映出来るの程度400万を超える様にメモリーを配置されているのです。ですからデジタルカメラ1200万画素のカメラがある事に成ります。
画素数ではテレビでもデジタルハイビジョンのテレビとアナログのテレビの違いですね。

簡単にこれ等の判別が出来ます。
1番目は、それは放物線の線や輪郭を持つものを写すのです。
電線などですね。これを観るとその「線や輪郭が不連続」に成っています。これを「パラセーション」と云います。
2番目は、これが起こるのはメモリーが画素だけでも400万以下である事を意味します。
慣れますと、人間は色判別等でも0.5の能力を持っていますので「カラーチャート」を撮影する事で「色の違いのズレ」が判別できます。
3番目は、YMCのポイント1のところの白の白さがフェリャーが働いているか働いていないかの判別です。
上記のメモリーの不足でCCカーブのメモリーが低いと白が白らしく出なく成ります。
フェリヤーを防止するソフトを組み込まれていないのでフェリヤーが働いています。
組み込まれたテレビと組み込まれていないテレビを2台並べて観れば一目瞭然です。
最近のテレビは安価廉売と原価低減でこれ等のソフトを外しているからか知れません。

上記して来ました理論の様に、確実なのは「YMCの白」を見抜く事で自然美の良悪が判るのです。
写真もさる事ながら、デジタルテレビも画像なので同じなのです。
さすがパラセーションは400万を超えている為かなかなか発見出来ませんが。
カラーフェリヤーとYMCの白だけは一目瞭然で見抜く事が出来ます。
デジタルにはこの様にそのメモリー上の問題を持っていますので注意が必要です。
さて、これで問題は全てだと思われたでしょう。
ところが、未だ大変なことがあるのです。
それは画面の画素に対するメモリーの配分なのです。
これはどうしようもありませんね。人間の脳の働きと目の働きによる訳ですから避けられません。
それが「画面比率」と云うものです。

画面の比率
写真画面は全体を同比率でメモリーの配分を構成している訳では有りません。
人間の脳とそれと連動する目は、ピントや色合い等はその被写体をほぼ画面の中心に置く確率が高い為に、その中心の写真性をよく出す様に仕組まれています。
これは人間の目の能力に起因しています。脳が目がその様に判断して見ているから同比率配分よりはむしろ合理的であると云えます。
人間の目は捕らえた被写体のものを中心に据えて、観てよく観察して脳にその信号を送り印象記憶として保管します。従って、対角線の4つの隅は意識と記憶が低く、記憶としての量と記憶の確実性は低いのです。
当然に、写した写真を観る時もその中央のものを先ず観るという傾向を持っています。
又、画面を同時に全体を観ると云う能力は無く、ある時間を置いてこの対角4つの隅を見て中心と上下左右の6つを綜合的に写真を考察するようにも成っています。
同じくその「記憶の量」と「記憶の確実性」は低い事に成ります。
「撮る時」、「観る時」の脳の記憶の原理がこの様に成っています。
従って、その被写体の中心に評価が主に集中する訳ですから、4隅が良くビンと色合いがよくてもその評価は脳の仕組みから出て来ません。
その為に、次ぎの様に成ります。
その脳の仕組みの為
カメラ、プリントのメカニズムとメモリー上の制約の為
以上2つが働きその理由で9つの分類を画面に施しています。
いずれにして脳と目は兎も角も元はレンズなのですから。

そのメモリーの配分の仕組みは次ぎの4つに成ります。
A 脳の記憶の仕組み
B カメラの仕組み
C プリントの仕組み
D メモリーの仕組み

先ず、分割の部位は次ぎの9ヶ所と成ります。
1 画面の中央部位 1ヶ所
2 左右の部位 2ヶ所
3 上下の部位 2ヶ所
4 上の両隅 2ヶ所
5 下の両隅 2ヶ所

この1-5はA-Dが同等の配分とは成っていません。
そうすると、どの様に成っているかと云うと、次ぎの様に主に成っています。
配分
1>2、3>4、5と成っています。

その比率は概して次ぎの配分です。
比率と領域
6:3:1(1域:2、3域:4、5域)
この様に仕組まれて被写体が構成されているのです。
これはアナログ、デジタルの遺憾に関わらず脳の仕組みもさることながら、カメラ機能やプリント(映像化)機能にも仕組まれている大事な基本機能なのです。
人の脳又は目はもともとの事ですが。
ですから、この仕組みを配慮して撮影をする事がその撮影の効果、即ち本文の自然美の綺麗さを最大に引き出すコツと成りますね。
主にはメインとする被写体を何処に置くかに関わる事に成ります。

意外にもこの事は各メーカーのノウハウに依るものなので一般に知られいません。
しかし、脳科学では認知されているのですから、さして、多少より工夫を凝らした特長の持った違いはありますが、我々にはそのノウハウの違いを特別に意識する必要は何もありません。

そうすると、では写真技術ではどの様にするかですが、次ぎの様な工夫をするでしょう。
当然に、先ずは撮りたいものを中央付近に置く事が必要ですね。
そして、それは全体の6割の領域の中に納めることが必要です。
その6割のどの程度の領域を恣意的に使用するかを決める事かに掛かります。
その領域の占める割合でもその印象記憶は変化します。6割の全域を使用するのか、その中で何割の被写体にするかに依って写真の綺麗さも違ってきますね。
当然に、左右、上下、中央の何処に置くかでも違ってきます。大きな違いですよ写真では。
「趣」などはこれで一変に変わりますよ。

これは更に追求すると、その被写体を表現する度合いが、広域な意味として「時、人、場所」の何処に重点を置くかにも拠りますね。
例えば、撮りたい被写体を6割の領域内でやや左右、上下のどちらかにずらして撮る事もその思惑を表現する事にも成ります。ど真ん中とする場合もあるでしょうし、6割全部を使うと云うこともあり「場所と割合(比率)」の問題を持っていますね。
マクロなどのカメラレンズを使うとこの6割全部を使う事に成ります。
と云う事は、”どの様な色の問題を引き起こすのか”と云う疑問に突き当たります。
上記での解説の理論を使うとどうなるでしょうか。
先ずは、
画面比率から画素数が高いためにピントやYMC、BGRはよく写る。
綜合色から単一色傾向になる為に反面カラーフェリヤーが強く働く可能性が出る。
パラセーションが起こりやすい。
6つの3の領域は当然にピンとは甘くなるので全体に色に関するイメージが落ちる。
この6つの3の領域では、これをカバーする為に、色や影やアングルで中央の被写体を際立たせる工夫ポイントとする必要が出ます。

それは、上記3つの思惑条件「時、人、場所」(TMPと呼ぶ)に関わって来ます。
ただ、この領域を外れて、上下左右と4隅に置く事はA-Dの表現力の差違で写真としての効果は無いと成りますのであり得ません。
取り込んだとしても1による影響ですから全体の表現力には必然的に成り得ません。その前に脳がその様に動かないので1が0と成り論理的に無い事が云えます。
芸術写真は別として「自然美の綺麗」とするテーマではあり得ません。
当然に、本文のYMC、BGRをより効果的に問題(フェリヤー)無く取り込む為にもこの配慮も必要に成ります。
例えば、
イ 太陽の光の影響、
ロ 日差しの方向や強さや時期の取り込み
ハ 影の配置で強弱の表現力
ニ 明暗の区分けによる説明力、
ホ アングルの比率やバランス、
ヘ 全体の色合い、
ト 背景の色合いとフエリヤー
チ YMC、BGR配慮
の特長を配慮等をし、この仕組みのどの所に置くかを、それも出来るだけ瞬時に閃かせるかで決める必要があります。
これはこの条件を撮影時に訓練し経験しする事で可能に成り、この「成行き」が写真の面白みに成っていると思います。そして、次第に表現力が伸びることへの喜びに浸たるのですね。
この表現力は「CGS(長さ感、重さ感、速さ感)」を引き出す大元と成るのです。
出来た写真を観る時もこの「思惑(RPM:理由、目的、手段)」がどれだけ多く表現できたか、或いは限定した思惑がこの仕組みの中で上手く反映されたかの結果が楽しみであり、且つ、「出来栄えの喜び」か楽しみと成るのですね。
目で観た自然の美の綺麗さが表現出来、且つイ-チで「趣」をも引き出す事が出来るのです。
TMP、CGS、RPMをより引き出したかの評価が決まります。

この写真の配分比率の知識も知る事で、より綺麗な写真が脳の印象記憶と連動して、綺麗な趣のある写真が出来る事に成ります。
これはひとつ一つを使いこなす経験と訓練で成し得る事ですね。
当然に、写真の観る目もより養えて来る事に成ります。この様な目で観ればそうすると展覧会に行っても”面白い”と成る事でしょう。

まとめとしては、「6:3:1」と「1>2、3>4、5」の仕組みは「TPM、CGS、RPM」を引き出すために「A-Dとイ-チ」に大きな影響を与えるのです。
 
以上 ”目で観た自然美を如何にして綺麗に撮るか”をテーマとしてその影響する写真技術を解説してきました。
意外に多くの問題と云うか技術があるのかを知ってもらったと思います。技術ですので論理的である事は否めません。しかし、何とかより高いところを目指す意思をお持ちであるのなら、何とか繰り返し呼んで頂き少しづつ理解して経験と訓練で獲得して頂きたくレポートを致しました。

最後に私は写真を撮る時は何時も「絵」として捉え、日本画、南画のような景観を思い浮かべ被写体を決めています。このポイントが写真が写真だけでは無く成る接点ではないかと思っているのです。
「写真技術」と「色理論」が「絵」として変わる点である筈だと考えています。そして、そこに「芸術写真」との接合点が生まれると思うのです。その為には、日本画や南画の誇張の無い自然美溢れる絵を良く見る事も必要です。
芸術絵画や芸術写真には、否定するものではありませんが、何かそのものの持つ「趣」と云うものが少ない気がするのです。
写真が芸術写真でなければ、それは「趣」を表現して人にその「軽やかな印象」を与え「懐かしき思い出」を引き出すところに意味があると信じているのです。そして、それを最大限に引き出す技法が「自然の摂理」から来るこの「写真技術と色理論」にあるのだと思うのです。

折角ですので、この青木サイトには「一時の癒しの場」として写真館を解説していますので、一度ご覧下さい。
最近ではこの館に訪れる人も多く成りましたので、敢えて「昔取った杵柄」で思い出してその資料を史料とすべく遺す事にしたのです。
本文は理論を説いていますので難しいとされる方も居られますから、一度に全ての理論を記述するのではなく、何度も同じ論理を繰り返して少しづつ別の要素からの理論を書き足して行く方式を撮りました。従って、散文と成っている事は否めません。
理論の言葉や用語も平易にして出来るだけ判りやすく配慮したつもりです。
専門的な立場では多少の語弊はあると思いますが、あくまでも上記の趣旨の範囲での技術として頂きます様にお願いします。
そうして、この技術を使って撮った写真を写真館に展示して頂ければ幸いです。
その方法は次ぎの方法に依ります。

展示登録方法
雑談掲示板1580より

写真データの登録システム開設のお知らせ
この度、携帯などから直接青木ルーツ掲示板に添付したい写真がある場合、その登録する保管庫が出来ました。

パソコンなどに登録した写真の場合は青木ルーツ掲示板の投稿欄の下から添付ファイルにて出来ます又、カメラ、携帯から直接する場合、先ず一度保管庫に登録し、その後、管理人室から代理添付の作業を行います。
この場合は、保管庫に登録されたかは判りませんので、雑談掲示板などから先に連絡を頂きます。

保管庫メール先はaoki@aoki.ccです。
QUANP.NETが出ます。
コメントも付けられます。



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